酸味と甘みのバランスが凄い!飛良泉 山廃純米 マル飛 限定生酒 R4
★★★★
23.04.25
飛良泉
山廃純米 マル飛 限定生酒
<令和4酒造年度>
これは素晴らしいバランス。
甘みと酸味。甘みがしっかりと広がるが同時に酸味が追いかけてきて複雑な旨味を作り出す。
隠れた苦味もあり、後味は割とサッパリ。
食中酒にはやや重いが、モノによってはあるかもしれない。
カシューナッツとはよく合う。
ナッツの味と重なるし、後から食べるナッツは甘みが増して感じる。
春の植物園。整備された美しさの中の濃厚な甘い植物の香り。
甘ったるい香りと爽やかな風のバランス。
香り 5
甘み 5
酸味 5
苦味 4
辛味 4
旨味 5
渋み 2
23.04.26 ≪2日目≫
★★★☆3.5
甘味はしっかりだが、辛味が随分強くなって来ている。
これは早めに飲むべきか。
苦味もかなり強い。
甘いハニーバターナッツと合わせると甘みに慣れてしまって、酸味や苦味だけが嫌な感じで出てくるかと思いきや、酸味と苦味だけでも絶妙なバランスになる。
このバランスはスゴい。
段々と飲んでいると苦味に慣れてあまり気にならなくなってくる。
白身魚の焼き魚と一緒に食べたい。
秋の終わり、熟しすぎた果物と
冬の始まりを感じる厳しい寒さの訪れ。
香り 3
甘み 5
酸味 4
苦味 5
辛味 5
旨味 4
渋み 2
23.04.27 ≪3日目≫
★★★☆3.8
甘みと苦味と辛み。
全てが強いのに何故かそこまで嫌な感じがしないバランスは面白い。
チーズのパスタと合わせると、何故か苦味と辛味が強調された。
辛味が面白いので、敢えてアリとも言えるが、基本的にはちょっと違う。
やはり白身魚か。
鯖の塩焼きと合わせる。
大変よく合う。魚の臭みが強調されることもなく、魚には無い酸味系の旨みが日本酒から生まれて重なる。
これはマリアージュ。
後味の日本酒がカッカする感じも魚とバッティングせず、寧ろ魚を食べたくさせられる。
日本人の幸せ。
鶏からとも悪くは無い。魚ほど補い合う感じは無いが、お互いの長所を消すことは無い。
鶏から→日本酒の後マリアージュが良い。
玉ねぎ天とも想像通りの重なり方。
玉ねぎ天の甘み→酒の甘み→玉ねぎの風味と遷移していくのが良い。